クバ王国 ショワ族の草ビロード
あまりにも製作に時間がかかってしまう為、気分次第で模様や色味が途中でガラリと変化することの多い草ビロード。
そんな自由な感性で表現された独特の模様が魅力でもありますが、こちらの作品はめずらしく統一感のある仕上がりに。
きっと辛抱強く根気のある方が作られたものなのでしょう。(笑)
フォークアートとして壁に飾ったり、テーブルやリビングに敷いてインテリアのアクセントにしたり…ショウ族の方たちを見習って自由な感性で楽しみたいですね♪
◇草ビロード◇
ショワ族が生みだした幾何学模様の刺繍布。
ラフィア椰子の若葉を干して裂いた繊維で男性が平織りの生地を織り、その後女性が刺繍で幾何学模様を描き出します。刺繍には細かくほぐしたラフィア糸を使い、色糸は木の実や葉、鉄かすなどを用いて染めています。
織り目をひとつずつ拾って刺繍するミシーンという技法で線を描き出し、ほぐした糸を通し、それを1〜2ミリの長さに切るランバットと呼ばれる技法で面を埋めていきます。
この刺繍は製作にたいへん時間がかかるため、途中で気分が変わり、モチーフや色が変えられてしまうこともしばしばあります。
ただしこうした変化は許容されており、しかもこれが無限とも言われる草ビロードのバリエーションの豊富さを生み出しています。
→ビロード(和名;天鵞絨 びろうど) ベルベットのこと。やわらかな、短めのけばで表面をおおった布地。
◇クバ王国のラフィア布◇
クバ族は王を含むブショング族を中心に約18の民族集団から成り、17世紀に成立した森とサバンナの王国です(現在のコンゴ民主共和国内)。
クバ族の居住する地域では綿花が取れない為、伝統的にラフィア椰子の葉の繊維で作られた衣装が作られてきました。
それらの衣装は、ブショング族などが作るアップリケや絞り染め、ショワ族の草ビロードなど、それぞれの民族が独自の技法とデザインを発展させ、現在も祭りや儀式の際に身に付けられています。
◇生地◇
乾燥させたラフィア椰子の繊維による粗目の平織り生地。
模様部分は同じくラフィアを細かく裂いた繊維で刺繍し、カットパイル状に仕上げてあります。
端が折り返して縫われておらず、フリンジ状になっています。
☞昔ながらの伝統技法で作られた自然素材の品物のため、織りむらや穴、ほつれなどが見受けられます。また古布ならではの汚れや色あせ・穴開き・破れ・解れなどが見受けられます
サイズは多少の誤差がございます
■サイズ・容量:54cm×60cm
■生産地:コンゴ
■素材・成分:ラフィア椰子
<注意事項>
サイズは多少の誤差がございます。
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